*

マララちゃんの自伝、発売中!!

公開日: : 最終更新日:2014/06/04 カルチャー

iammalala

「女の子だって勉強したい!!」と世界に訴えただけで、タリバン兵に襲われて頭に銃弾を撃ち込まれたパキスタンの少女マララちゃん。

その自伝が発売中だ。

途上国の少女支援や教育支援に関わる者は、誰もが待ち望んでいたリリース。

日本版も書店の新刊コーナーに平積みされている ヽ(^o^)ノ

途上国の少女支援に関わる者は全員が待ち望んでいたリリースだ。

しかし、

どうも、あんまり売れそうな感じがしない、、、(汗)

欧米メディアほどではないにしても、日本のテレビや新聞で何度も取り上げられているマララちゃん。

それなりに知名度はあると思う。

しかし、、、

人気が出ない(泣)

僕も、ダイヤモンド・オンラインの連載「『社会貢献』を買う人たち」の中で、何度かマララ・ネタを取り上げているが、 アクセスが伸びない。

こちらの記事は、Facebookの「いいね!」が約150ほどついているが、僕の連載の中で「いいね!」が150というのはそれほど多いわけではない。

タリバンと戦う15歳の少女・マララちゃんが教えてくれた、途上国少女への教育支援が必要なワケ|『社会貢献』を買う人たち|ダイヤモンド・オンライン http://diamond.jp/articles/-/34373 @dol_editorsさんから

そんな状況に加えて、本のタイトルが「わたしはマララ」だ。

ハッキリ言って、こんな本、誰が買うんだろう? と、書店で見ていて思った(泣)

もう少しタイトルに工夫があれば、、、

そしてカバー・デザインにも工夫があれば、、、

そう感じたわけだ。

版元は、オリジナルの原書に忠実に作っている。

カバー写真もデザインも原書と同じ。

そして、原書タイトルも「I AM MARARA」で、「わたしはマララ」って。そのまんま直訳である。

それが悪いとは言わないが、これはちょっと伝わらない。

つまり、本を読まなければ「わたしはマララ」だと言ってることの意味が分からない。

これは、本のタイトルとしてどうだろう? と思うわけだ。

何故、「I AM MALALA」なのか?

それは、例のタリバンに襲撃された時のエピソードによる。

マララちゃんが乗った下校途中のスクール・バスに、タリバン兵が乗り込んできたとき、10数人いた少女たちの誰がマララちゃんが、このタリバン兵は分かっていなかった。

#つまり、かなりずさんな襲撃だったわけだ。

それで、バスに乗り込んだタリバン兵は、「誰がマララだ?」と聞いた。

もちろん(?)マララちゃんを売るような友達はいなかったのだが、そこはまだ幼い少女たち。黙って下向いていたのだが、なんとなくマララちゃんが誰なのか、分かるような空気感を醸し出してしまったようだ。

それで、タリバン兵はマララちゃんに向けて銃を発砲したというわけだが、この下りが序章であり、本のタイトルの謂われとなっている。

序章の最後はこのような文章で終わる。

Who is Malala? I am Malala and this is my story.

ちなみに、このMalalaという名前は、アフガニスタンの伝説的な少女Malalaiから来ている。

このMalalaiという少女は、19世紀末にアフガン兵たちを率いてイギリスと戦ったという、フランスにおけるジャンヌ・ダルクみたいな存在で、パキスタンの子どもたちはみんな、このMalalaiの物語を聞いて育つという。

というわけで、マララちゃんはもう、生まれたときから国を背負うことが運命づけられていたような少女なのだ。

というエピソードを知ると、「I AM MALALA」というタイトルも、奥深く思えるようになるのだが、何も知らない人が書店の店頭でこれを見ても、そんなことが分かったり、何かを感じたりするわけもなく、途上国の少女の教育問題に関心の高い人も多くはないだろいうから、あんまり売れないんだろうなと思うと非常に残念だ。

でも、このブログの読者はぜひ買ってください。

ちなみに、この本の契約金は300万ドル(約3億円)ということで、出版社はそれだけの契約金を払ってもペイすると思ったわけだ。そう判断できる欧米がちょっとうらやましい。

わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女

(マララ・ユスフザイ著、学研マーケティング刊)

関連記事

onthewaytotheschool

映画「世界の果ての通学路」は間違っている。

途上国の少年、少女が学校に行く、その姿を追うというだけの、けっこう異色の映画「世界の果ての通学路」が

記事を読む

zero

「永遠のO」と現代若者論

「永遠の0」 正直言って、原作を読んだ時はピンとこなかった。 「妻子のために生きて帰るこ

記事を読む

snowqueen

「アナとひきこもりの女王」は何故、誤解されたのか?

注:この記事には多少のネタバレがあります。 「アナと雪の女王」の観客動員数が1757万人に達し

記事を読む

the man

大人の男のカッコよさとはこういうことである。

今日、インターFMの「TERAOKA MUSIC」という番組をたまたま聞いていたら、元東京スカパラダ

記事を読む

eyecatch

オリンピックは誰のモノか?

2020年のオリンピック開催が東京に決定!! ということで、さっそく百貨店やスーパーで記念セー

記事を読む

EDM_Party

音楽好きはやっぱりラジオだ!!

もともと音楽が好きではあるのだが、一昨年あたりからEDMにはまったこともあって、最近はコンピも含めて

記事を読む

moon_square

月に手を伸ばせ。たとえ届かなくても。

当ブログのタグラインにもなっている「月に手を伸ばせ。たとえ届かなくても」。 これは、70年代後

記事を読む

Facebook

Facebookはほんとうに「オジサンが使うもの」なのか?

「Facebookって、オジサンが使うものでしょ?」 この春、大学に入学した女子大生、つまり18歳

記事を読む

kimigayp

集団的自衛権に反対している連中は、君が代が世界で唯一の平和的国歌であることをちゃんと理解すべきだ

集団的自衛権に反対する運動が少しばかり盛り上がっている。 首相官邸の周囲でも反対派のデモが深夜

記事を読む

sma1
活動拠点を当ブログから移動しました。

僕がプロデュースする女性支援NGO「ガールパワー」では、2016年7月

mizutani
夜回り先生の右手親指はなぜ潰されたのか?

昼飯を食べながら「徹子の部屋」を見ていたが、今日のゲストは「夜回り先生

bouzu
CSRが儲かるとか儲からないとか、そんなことを議論しているから御社の業績は落ちるのだ。

昨日に続き、CSRは儲かるかどうかの議論について。 何故に、CS

csr
CSRは儲かるとか儲からないとか、この業界はいつまで頭の悪い議論を続けるつもりなのか?

つい最近、日経ビジネスにこのような記事が掲載された。 「社会貢献

sukiya2
ゼンショーのワンオペ、何が悪い!?

ここのところ、ニュースでは連日のようにゼンショーがネタにされている。

→もっと見る

  • 社会貢献に関するさまざまな情報をお届けする竹井善昭のメルマガです。ぜひご購読ください。 下記より登録できます。 竹井メルマガ登録フォーム

  • 社会貢献を志すすべての人のために。社会貢献という生き方を選ぶすべての人のために。社会貢献でメシを食うための方法を徹底解説。ソーシャルビジネスやCSRの考え方から、すぐに使えるヒント、アイデアまで。学生から企業人、そしてNPO・NGOスタッフまで。これ一冊で社会貢献のすべてが分かります。
    社会貢献の入門書として、大手外資系コンサル会社や中央官庁などの社会貢献系部署で必読書となっているロング・セラー。
    Amazonで購入

  • 英語やロジカル・シンキングだけでは世界では通用しない。真のグローバル人材になるために必要なことは何か? 誰も書かなかったその本質を徹底解説。
    Amazonで購入
PAGE TOP ↑