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「信頼CSR」と「共感CSR」の具体的な違い(その1)

公開日: : 最終更新日:2014/06/08 CSR, 考察

これからのCSRは「信頼から共感へ」。

これが僕の主張なのだが、もう少し具体的なことを少しずつ書いていきたい。

「信頼CSR」と「共感CSR」はどう違うの?

ということなのだが、

簡単に言うと、「信頼CSR」とは全方位外交のことだ。

どこでもいいので、大企業のウェブサイトのCSRコーナーをのぞいてみてほしい。

ほとんどの場合、そこには

  • 環境問題やってます
    東北支援もやってます
    女性が働きやすい仕事環境作りにも取り組んでます
    もちろん障害者雇用にも取り組んでます
    途上国支援もやってます
    国内問題にも取り組んでます
    ピンクリボンも応援してます
    法令遵守は当然、やってます

みたいなことがズラズラと書かれている。

要するに、およそ考えられるようなCSRテーマはほとんど網羅されている。

そして、それを読んだ人は誰もがこう思う。

「で、この会社は何がやりたいの?」

もちろん、CSRがこのような総花的になるのはしょうがないとも言える。

各種ガイドラインに沿ってやっていれば、こうなるのもある意味で当然だ。

しかし、

これでは、親鸞は得られても共感は得られない。

何故なら、このような総花的CSRにはコンセプトがないからだ。

共感をえるためにはコンセプトが必要だ。

企業でも賞品でも、まずコンセプトが明確でなければファンは獲得できない。

言ってみれば、総花的CSRのコンセプトとは「ガイドラインを守る」ことしかない。

そんなCSRにファンがつかない=共感できないことは、素人が考えても明白だろう。

そして、ここが重要ポイントなのだが、
ガイドラインを守ることと、コンセプトを作らないことはイコールではない。

ガイドラインを守ってれば、独自色なんか出せっこないと考えるのは、担当者が怠慢だからだ。

思考停止していると言っても良い。

CSR担当者が考えるべきは、ガイドラインをにらみながらも、
共感を得る独自のCSRコンセプトを打ち出すことだが、
その具体的な方法についてはまたの機会にお伝えする。

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