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Facebookはほんとうに「オジサンが使うもの」なのか?

「Facebookって、オジサンが使うものでしょ?」
この春、大学に入学した女子大生、つまり18歳の女の子にこう言われてショックを受けていたのは、某大学の准教授である。

「言われてみればたしかにそうかも、、、」

という自覚があるからショックを受けているわけで、

つまり、この准教授も、Facebookはオジサンが使うものだと認めてしまっているのだ。

しかし、この准教授も女子大生も間違っている。

たしかに、Facebookは若者が使うものではない。

アメリカのティーンズはFacebookを使わないと聞くが、それは日本でも同様だ。

ちゃんとした調査データをみてるわけではないが、僕の実感からすれば、Facebookの中核となるユーザーは30代から50代の大人で、なにか情報を発信しなければならない人、つまりクリエーターとか自営業とかプロボノとかミスなんとかとか、良くも悪しくもアクティブに活動している人たちだ。

ただ、若者はまったくFacebookを使わないかというと、もちろんそんなわけではなく、彼らなりの使い加賀があるようだ。

そのひとつが、大人と繋がるときで、僕とつながりたい学生はちゃんとFacebookのアカウントを聞いてくる。僕ら大人と何かのプロジェクトをやるときは、lineではなくFacebookで連絡網を作る。

「大人はFacebookでしょ?」

と、彼らなりに気を使ってくれているわけだ。

あと、1万人を越えるFacebookの学生コミュもあるので、学生がまったくFacebookを活用していないわけでもない。

しかし、やはり「Facebookは大人のツール」ではあると思う。

ただし「オジサンが使うもの」ではない。

オヤジが使うものなのだ。

Facebookというものは、オヤジが使うものである。

オヤジとオジサンの違いを定義付けるのは難しい。

しかし、この二つは明確に違う。

そして、たとえ18歳といえども、女性はオヤジとオジサンの違いを本能的に見分けるものなので、冒頭の「Facebookってオジサンがつかうものでしょ?」発言は腑に落ちないのだが、それはともかく、オジサンとオヤジは違うのだ。

簡単に言えば、オジサンは枯れているが、オヤジは枯れてない。

「ちょいワル」という形容がオヤジには成立しても、オジサンには成立しない(ちょいワルなオジサンなどという表現は成立しない)のは、そのような理由からだ。

そして、Facebookというものは基本的に「リア充自慢」のメディアだから、その意味でもオヤジは生息していても、オジサンは生息できないのだ。

ところで女性に関してはどうだろう?

Facebookには大人の女性も多い。

で、彼女たちは何者かというと、オバサンではなく、いわゆる「スカートをはいたオジサン」でもない。

バブル期に一世を風靡した「オヤジ・ギャル」。

完全なる肉食系。

仕事も恋も結婚も子どもも、欲しいものは必ず手に入れ、つかんだら離さない握力の強い女。

それが彼女たちの正体である。

つまり、Facebookにいるのはオジサンではなく「オヤジ」である。

そして、オジサンは何も生み出さないが、オヤジは若者さえも引きずり込む何かを生み出す。

大人の文化というものを、だ。

まあ、今のFacebookから、そのような大人の文化が生まれているかというとなんともだが、自分の文化、カルチャーを持った大人同士が結びつく場であることも確かだ。

先の准教授の例で言えば、「Facebookはオジサンが使うものでしょ?」などとたわけた発言をする女子大生を、魅惑に満ちた大人の世界というものを教え込むくらいのことはして欲しい。

つまり「ラインなんて子どもが使うものでしょ? 大人はこれだぜ!!」と自信を持って言い切る。押し切る。それが多感な学生を指導する大学の先生の役割だと言いたいのだ、

実のところ、僕はFacebookを養護したいわけでも、ラインをくさしたいわけでもない。ただ、子どもに「オジサンのもの」などといわれてショックを受けるような大人にはなりたくないし、なるなと言いたいだけなのだが。

 

 

 

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